【解決事例103(令和5年12月15日改訂)】宮城県仙台市内の信号機のない交差点の横断歩道を自転車で走行中に,直進中の加害車両に衝突され腰椎骨折,右膝骨折の傷害を負い,7級の後遺障害が認定された被害者について,受任からわずか2か月程で提示金額よりも約80%増の2100万円の示談を成立させた事例。

相談者
70代後半女性
後遺障害内容
左膝痛と可動域制限,脊柱の障害
後遺障害等級
併合7級

[和解前]      11,642,000円

[和解後]      21,072,000円

[増額分]       9,430,000円

 

交通事故の概要

相談者が宮城県仙台市内の信号機のない交差点の横断歩道を自転車で走行していたところ,直進してきた加害車両に衝突され,腰椎圧迫骨折,左後十字靭帯付着部骨折等の傷害を負ったもの。

交渉経過等

相談者に対する相手方保険会社の提示は逸失利益を認めず,傷害慰謝料も低額であった。そこで,相談者の生活実態を十分に聞き取り,相手方保険会社に相談者案を提示したところ,依頼から2か月という短期間で約80%増の金額で示談することができた。以下は示談内容である(数字は概算)。

被害項目 相談者 加害者 示談額
 治療費 2,300,000 2,300,000 2,300,000
 入院雑費 100,000 70,000 70,000
 交通費 2,000 2,000 2,000
 休業損害 2,800,000 90,000 1,500,000
 傷害慰謝料 2,300,000 1,050,000 2,000,000
 後遺症逸失利益 13,500,000 0 7,500,000
 後遺障害慰謝料 10,000,000 10,430,000 10,000,000
 (小計) 31,002,000 13,942,000 23,372,000
 既払金 ▲2,300,000 ▲2,300,000 ▲2,300,000
 (合計) 28,702,000 11,642,000 21,072,000

 

所感

本件では主に休業損害・逸失利益の基礎収入・労働能力喪失率が大きな争点となったが,最終的に70代女性の平均年収を超える年収を基礎収入として認めさせ,また労働能力喪失率も7級相当の喪失率で和解することができた。短期間での和解となったため,相談者に感謝される結果となった。

(執筆者)弁護士 菅野 芳人

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