【解決事例60】後遺障害等級第11級7号の認定を受けた被害女性が提訴し,当初提示額の3倍以上の金額で和解を成立させた事例

相談者
20代女性
後遺障害内容
脊柱の変形障害,胸腰椎部痛,前かがみ姿勢での背部痛,胸腰椎部の運動障害など
後遺障害等級
第11級7号
       裁判前
和解後
増額分
合計 7,300,000円

(裁判での主張はさらに低額)

22,300,000円 15,000,000円

 

交通事故の概要

被害者が同乗する被害車両が宮城県白石市内の道路を走行していたところ,対向車線を走行していた加害車両がセンターラインをオーバーして被害車両に衝突し,原告に外傷性腹腔内出血,腰椎圧迫骨折,頸椎捻挫,右膝関節打撲傷等の傷害を負わせたもの。

 

交渉経過等

被害者は上記後遺障害について後遺障害等級第11級7号の認定を受けたが,加害側保険会社に納得がいかず,仙台市へ転居後,当事務所に相談した。当事務所は,保険会社の提示額が低額であったことから,迅速かつ適切な被害者救済を行うために裁判所の判断を仰ぐことが最適と考え,提訴することとした。

 

裁判では,主に後遺症逸失利益が争点となった。最終的には当方の主張を大幅に認める形での和解案が示され,被告が当初提示した額の3倍以上の賠償金を獲得することができた。

なお,裁判における当事者の主張及び裁判所和解案は次のとおりであった。

 

損害項目 原告の主張 被告の主張 裁判所和解案
治療費等 948,221     948,221 948,221
入院雑費 39,427     28,927 32,427
交通費 8,460      8,460 8,460
休業損害 2,611,125 520,020 1,747,000
その他 30,745         30,745 30,745
傷害慰謝料 1,800,000 1,233,894 1,450,000
後遺障害逸失利益 16,680,704 3,570,993 13,007,740
後遺障害慰謝料 4,200,000 1,900,000 4,200,000
小計 26,318,682 8,241,260 21,424,593
過失相殺(%) 0 0 0
損害の補填 △2,013,245 △2,013,245 △2,013,245
小計 24,305,437 6,228,015 19,411,348
弁護士費用 2,430,000 0 0
小計 26,735,437 6,228,015 19,411,348
確定遅延損害金 2,457,463 0 0
自賠責保険金 △3,310,000 △3,310,000
合計     25,882,900 6,228,015 16,101,348
調整金 3,898,652
裁判所和解案 19,000,000

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